入社一年目の教科書を読んで

頼まれたことは必ずやりきる(納期に間に合わせる)

周囲から信頼に足る人物だと評価してもらう

50点で構わないから早く出せ

方向転換は早ければ早いほどいい 上司の仕事というのは部下の力を引き出してより良い成果を上げること 成長の近道は、やったことを直してもらう経験を可能な限り短いサイクルで回し、自分の中に多くの経験値(経験知)のストックを増やせるか。

つまらない仕事はない

自分なりの付加価値をつける



1, 何があっても遅刻はするな

新人時代の印象でそのあとのキャリアが決まる

2, メールは24時間以内に返信する

対応が早いだけで2割増しの評価を得られる 簡潔にわかりやすく書く

3, 「何のために」で世界が変わる

いつまでに 締切日 なんのために 目的・理由を把握する  いきなりなんのためですか?とは聞かない→付加価値をつけることができる

4, 単純作業こそ仕組み化ゲーム化

効率的に作業を行うためのパターンを作る、効率性を追求する

5, かばん持ちはチャンスの宝庫

「ご迷惑でなければ一緒に連れて行ってください」 かばん持ちをすることで一流の経営者が持つ視点やビジネスマナー、立ち振る舞いを学べる。

6, 仕事の効率は最後の五分で決まる

合意したことをまとめ、書き出し、確認する 打ち合わせなどをした後は打ち合わせで確認された注意事項をまとめる 「先ほどはありがとうございました。いただいたアドバイスに従ってこれから三つのことに取り組んでいきます。方法はこうです。もし、何か考え違いをしているようでしたらご指摘ください。」

7, 会議の予習・本番・復習は3対3対3

8, 質問はメモを見せながら

まずは自分で調べる 理解できた部分とわからない部分を認識する 一通り最後までその問題を考える 自分なりの仮説を立ててみる →それを紙に書いて、その上で理解できない部分を質問する

9, 仕事は復習がすべて

おぼえたこと、まなんだことを自分のスキルとして定着させる、常に積み重ねること、蓄積することを考える→ドキュメント化する

10, 頼まれなくても議事録を書け

遅くとも24, 間以内に上司や先輩に届け、フィードバックをもらう。

11, 会議では新人でも必ず発言せよ

会議に出席したら何らかの形で貢献する 分析力、問題解決能力などを先輩社員と競っても、現段階では勝てるはずがないので、新人ならではの貢献(新鮮な目線、現場の感覚を伝えること)をする。 あとは雑用(コピー取り、お茶の片づけ、議事録)

12, アポ取りから始めよ

仕事の中で自分がコントロールできない部分があれば、作業に取りかかる前にまずそこを埋める。 「今度こういう企画を進めようと考えています。もしご賛同いただけるようでしたら、詳細な企画書を持ってご説明にあがりたいと思うのですが。。ご興味を持っていただきありがとうございます。早速ですが、お伺いする日時についてご相談させてください。かしこまりました、来週の水曜日ですね。では当日、よろしくお願いいたします」 電話を切ってから、企画書を作成する。 若いうちは、とにかくアポイントを入れて、期日を設定することで仕事のスピードが上げ、数をこなすことができるようにして、外部の人にたくさん会って現場感覚を磨く。

13, 朝のあいさつはハキハキと

朝のあいさつは元気良く大きな声ではっきりと言う。 顔と名前を覚えてもらう 「あの人と一緒に仕事をしてみたい」と思ってもらう 会社とは関係がない人に対しても公平に接して、ハキハキしたあいさつをする。

14, 「早く帰ります」宣言する

仕事は、予測可能性がすべて。早く帰りたいのであれば、できるだけ早く伝えるべき。
早く帰ることが認められたとしても、どこかでその埋め合わせをする。

15, 仕事は根回し

根回しは論点をより深く掘り下げるために欠かせない、かつ全体の意思決定を短縮する作業 1.情報を共有する 2.論点を頭出しする 3.論点に対する出席者の考えを醸成する 4.議論する 5.結論を出す 会議の場を最大限に生かすには、実のある議論と結論を出すこと、つまり4と5に特化する必要がある。そのためには、1から3の行程を会議の前に済ませ、参加者からのフィードバックを聞いておく必要がある。 根回しとは、行程3と4の間に、「基本的なことの合意形成」「対処可能な反論をつぶす」を入れ込む行為

16, 仕事は盗んで、真似るもの

仕事は真似ること、盗むことでしか身につかないと言っても、決して言い過ぎではない。 上司でも先輩でも同期でも、ほかの人がやっていることを見て、自分もそうありたいと思ったら、すぐに真似をする。

17, 情報は原典に当たれ

最も効率的な情報収集は、過去に情報収集した人のリストを使うこと 頼み方さえ誤らなければ、同業他社やライバル企業でも、情報を提供してくれる。 先入観を取り去り、フットワークを軽くすることで、思いがけず原典にたどり着く。

18, 仕事は総力戦

ビジネスはたった一人で成し遂げるものではない わからない点を教わるのではなく、わからない点の「調べ方」を教わる。そうした経験を積んでいけば、自分一人で取り組んだ仕事の成果を、50点から100点に近づけることができる

19, コミュニケーションは、メール「and」電話

直接話すこと、会うことは、最も有効なコミュニケーション手段 コミュニケーションはメール「or」電話ではなく、メール「and」電話が基本。 「先ほどの件でメールを送りましたが、届いていますでしょうか?」 「本日の◯時に送信しましたメール、◯日までにお返事をいただきく」 この一言が、ビジネスを動かす。

20, 本を速読するな

21, ファイリングしない。ブクマもしない

情報はファイリングすることが目的ではありません。使わなければ意味がない。 情報を整理する以前に、収集する時点で取捨選択し、重要なところだけを切り取って保存する。 使える情報だと思った部分をノートに書き写す 情報をまるごと収集すると、集めた時点で安心してしまい、使わないで溜まっていくことが往々にしてある。 書き写すことはたいへんな労力。かなりの分量の情報を捨てることにもつながる。それが不安だという人は、情報の重要度を判断できない。

22, まずは英語を「読める」ようになれ

しかも速く読める能力だけは、急ピッチで習得

23, 目の前だけでなく全体像を見てつなげ よ

企業にとって良い社員とは、目の前にある商品を売るだけではなく、企業価値を高めてくれる人材。 企業価値を高めるために貢献できる人材は、企業の全体像を把握していなければならない。 手始めに、自分の会社の財務諸表を読み込む 全社的な目的に、自分の仕事が貢献できることを考えながら行動すること 企業の全体像を見る習慣が身についたら - 業界全体がどのような状況なのか - 将来に向かってどのように変化しつつあるのか - 業界はどうあるべきか - 業界を越えて日本がどうあるべきか - 日本を越えて世界がどうあるべきか という視点を持つようにする。 こうした見方を養うには、すでに全体像を見る視点を持った人と触れ合い、話し合うことが最も効果的。

24, 世界史ではなく、塩の歴史を勉強せよ

ビジネスの分野においては、実際にビジネスの現場で役立つ学びを得ることが重要。 いま、まさに取り組もうとしている仕事の完成度を高めるために必要なことを勉強するのが、社会人にとっての勉強の仕方

25, 社会人の勉強は、アウトプットがゴール

ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべき ビジネス書を読む行為は、著者との対話というよりも、一方的にこちらが考えるための素材。自分から乗り込んで宝探しをするように読んでいくと、毎回違った発見があり、それをアウトプットに生かすことができる。

26, 脳に負荷をかけよ

読んで理解して、それを自分のビジネスにどのように生かせるかを徹底的に考える。

27, 自分にとって都合のいい先生を探せ

セミナーに意味があるとすれば、モチベーションアップ。仕事ができるようになると考えず、ペースメーカーとしてやる気を出すために行くのであれば有効。 続けるためには、自分にとって都合のいい先生、自分にとって心地よいペースメーカーを見つけることですべてが決まる。

28, ペースメーカーとして、資格試験を申し込む

ピア・プレッシャーを受けるためには、自分よりも優秀な人たちと組む必要がある。 ほんの一握りの優秀な人、ほんの一握りの優秀ではない人を除けば、大部分の人の能力にほとんど差はありません。やがて大きな差になって表出してくるのは、広い意味での勉強をし続けているかどうかということ

30, 仕事に関係ない人とランチせよ

31, スーツは「フィット感」で選べ

32, 「あえて言わせてください」で意見を言え

「皆さんの意見のこういう点はとても参考になり、私も賛成です。ただ一つだけ疑問に感じたことがありますので、ちょっと筋違いなことかもしれませんが、あえてこう言わせてください」 あまり食い下がってはいけない。正しい意見ならともかく、誤った考えを押し通そうとする人は鬱陶しがられる。物わかりが悪いというレッテルを貼られてもマイナス。 若さは特権です。若いから許され、若いから可愛がられる。 意見を言う若者は、議論に貢献しようとする仲間として重宝され、様々なチャンスが巡ってくる。

33, 敬語は外国語のつもりで覚えよ

34, 相手との距離感を誤るな

年齢が自分より上の人には、学年が一つでも上の人には、必ず敬語を使い、敬称もさんづけ。学年が同じ人の場合は、敬語を使うか使わないかはその時々で変わるが、決して名前を呼び捨てにすることはない。その一方で、社外の人には年下でも敬意を払う。 若い人は勝手に仲良くなったと勘違いし、つい近寄り過ぎる傾向がある。相手との距離感を誤らないように気をつける。若い人にとっては苦手なところかもしれないので、仲良くなっても距離感は少し遠めにしておいたほうが無難。

35, 目上の人を尊敬せよ

「この人は自分よりも経験が多いから、多くのことを教わることができる」 こうした気持ちを持って接していれば、相手に伝わるもの 他人に対して敬意を払うことは、人としての基本。「この人の良いところはどこなんだろう」 「この人が持っていて、自分にないものは何なんだろう」 真摯な姿勢で見つめれば、必ず見つかる。そして、その点を学ぶことができれば、自分の成長に必ずやプラスの影響をもたらしてくれる。

36, 感動は、ためらわずに伝える

人間は、いくつになっても認められたいもの。 感動を覚えることがあったのなら、ためらわずにそれを伝えるべき 「課長から教えていただいた、こういうところが勉強になりました」 「アドバイスくださり、ありがとうございました」 上司に対する褒め言葉は、こんな言葉から始める。 漠然とした横柄な言葉ではなく、勉強になった部分、感動した部分、初めて知ったことを具体的に書く。 上司に面と向かって言葉で褒めるのは、言いづらい。言い方によっては、見下されていると捉えられかねない。褒めるときは、できるだけ文章で書くことが望ましい。

37, 上司にも心を込めてフィードバック

上司にフィードバックを送るという行為は、上司にとって本来はとてもいいこと 「間違っているかもしれませんが、気づいたこと言ってもよろしいですか。お客さまに商品のお話をされたあと、先方がちょっと困った顔をされたように見えました。 言い回しにも細心の注意を払って、穏やかに伝えるべき しかし、上司が間違ったことを言って、そのことに本人が気づいていない場合、うやむやにすることなく指摘する人のほうが信頼される

38, ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ

叱られるということは、あなたの人間性や能力を否定しているわけではなく、仕事上のある行動が間違っているということを指摘されただけ 上司から何を指摘され、自分はなぜそうしてしまったのか。叱責されたことを注意深く受け止め、再発防止のために何をすればいいのかを熟考する。 再発防止策は、仕事のやり方を変えること。ミスが起こらない仕組みを作り出すこと。 組織で仕事をしている中でミスが起こるのは、個人に責任があるのではなく、仕組みに問題がある

39, 叱られたら意味を見出せ

前向きに捉える 自分にとって悪い出来事が起こった場合、あらかじめこうなると決まっていたと考え、「この出来事は自分に何を教えてくれようとしているのか」をしっかり考える

40, 幹事とは、特権を得ること

  • 段取りさえできれば、自分のスケジュールを最優先することができる。
  • 会いたい人物、普段は会えない人物にも声をかけられる。
  • 考えようによっては、幹事を引き受けたことで特権を手にできる
  • 周囲からの信頼を勝ち得ること、
  • 上司から信用される存在になること、
  • 段取り力が上がる

若手はみな荒削り。当面のところ、仕事で差はつかない。

  • 信用できる人物か
  • 仕事を任せられる人物か
  • 一緒に仕事をしたい人物か

結局のところ、差がつくポイントはそこ。 そのときに大切なのは、自分のブランディング

  • 身だしなみはきちんとしているか
  • 挨拶はしっかりできるか
  • 言葉遣いは丁寧か
  • 伝えたことをしっかり聞いてくれるか
  • 他人に対して物事をはっきり言えるか
  • 嘘をつかずに言ったことを必ずやってくれるか 必要なのは、信頼を得ること。

41, 宴会芸は死ぬ気でやれ

たかが宴会芸でも、仕事ができる人は、徹底してやる。宴会芸を死ぬ気でやる人は、周囲からの評価も高くなる。宴会芸を積極的にやらない人は、むしろ社会人としてのポイントがダウンする。チームワークやここ一番での勝負強さを試されて大げさに聞こえるかもしれませんが、宴会芸に取り組む姿勢を通して、あなたのトータルな人格を見ているの

42, 休息を取ることも「仕事」

自分の体調に敏感になる。自分を客観視する努力をする。

43, ビジネスマンはアスリート

食事:本当なら、夕食を軽めにしたほうがいいというアドバイスもしたいのですが、まずは朝ごはんを食べることだけでも徹底 運動:歩く

44, 苦手な人には「惚れ力」を発揮

人間関係をストレスにしない方法、それが「惚れ力」。職場でも相手の良いところを見るようにする。苦手な上司、嫌いな先輩に対しては、なおさら「惚れ力」を駆使すべき。嫌いな部分、苦手な部分は、単なる特徴と捉えればいい。その人にはどういう強みがあるのか。そう考えながら人とつき合う。

45, ペース配分を把握せよ

どこに集中のピークを持っていくかというペース配分は重要 ペース配分を考える際に重要なことは、自分の最大限の力を発揮できる状態を知ること

46, 同期とはつき合うな

視線が外へ向かわなくなっては困る 夜の自由な時間は、できるだけ社外の人とつき合うようにしたほうがいい。

47, 悩みは関係ない人に相談

問題は、誰に相談するかということ 利害関係のない人、自分とは目線や立場、考え方の違う人の話を参考にする。 一人思い悩むより、周囲を見渡して意外な人に相談してみる。

48, 社内の人と飲みに行くな

夜は社外の人と飲みに行くように意識する。 飲まなくても仲良くなれる。じっくり話もできる。

49, 何はともあれ貯蓄せよ

50, 小さな出費は年額に換算してみる

コンビニでの買い物。 金利が1%もつかない時代に、無駄な手数料。 すべての出費を年額に換算する



小さい組織で自分らしさを表現

組織でもプロジェクトでも、若いころは大きくて華やかな仕事に携わりたくが、大きければ大きいほど、自分が関与できる部分は少なくなっていくので、華やかな大きな仕事より、むしろ誰もがやらない地味で小さい仕事をすべて引き取ったほうが、勉強や経験になる。その仕事を、自分らしく仕上げることに全力を上げる。

チャンスを掴める人になれ

すべての予定をキャンセルしてでも行くべき場面がある 徹底的に知識を詰め込み、本番さながらのリハーサルをする 仕事は「ここぞ!」というときのための準備 、社会人としての「勝負どころ」は初回 仕事とは、未知の分野への挑戦の積み重ね

キャリアアップは人磨き

人は誰しも、最終的には一緒に仕事をして楽しい人と仕事をしたい。優秀で嫌な人より、そこそこ優秀で面白い人のほうが好感が持てる 人間としての魅力は、一緒の時間を過ごして楽しいかどうかという点に行き着く。多くの引き出しを持ち、人間味にあふれ、完璧過ぎる人よりも少々おっちょこちょいのほうが可愛らしい。社会人として最も大事なスキルは、一緒に仕事をして楽しいと思ってもらえるか 楽しい人とは

  • 話題が豊富な人
  • 自分が知らないことを知っている人
  • 面白そうなことをやっている人
  • 広く世界に対して興味、関心を持っている人

感想

結論重要なのは人間(後輩力?)の魅力と信頼、あと一刻も早く成長すること。一個一個できるようにしていきたいと思った。あと思ったのが、会社を起業しようが、雇われようが、結局最初お膳立てされてるかどうかの違いでしかなくて初歩の求められてるような能力は同じだと思った。よく考えて見れば株式会社Dの人たちも上司がいない(もちろん起業してるから)ということを除いても上記のうち結構な部分ができていたと思う。自分も一歩一歩成長していきたい。

入社1年目の教科書

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